脂漏性皮膚炎になると、今まではなかったのに突然頭皮がめくれるようにボロボロとフケが出てくるようになる。それを頭皮の「乾燥」と勘違いする人が多くいる。かくいう俺もそうだった。
- 乾燥してるから、頭皮がめくれる
- 乾燥してるから、頭が痒い
って勘違いしちゃうんだよね。
乳液を必死に頭皮にすりこんでみたり、乾燥にいいからと聞いてめちゃめちゃ高い馬油を買って風呂上がりに頭皮をベタベタにしてみたり。
でも痒いんだよね。それでも。
脂漏性皮膚炎マスターとなった今では考えられないような行為だな。。
「それ、逆効果だから!!」
脂漏性皮膚炎の人が保湿をすると余計に悪くなる
このブログでも何度も説明しているが、脂漏性皮膚炎が発生するメカニズムは
頭皮の皮脂を餌とするマラセチア菌が増えることで、痒さが発生する
である。その皮脂って、要は脂ですわ、あぶら。
そう、乾燥の真反対。直接は関係ないけど、保湿をすることでこの皮脂を余計に増やしてしまい、マラセチアの餌だらけの環境にしてしまってるようなもの。
一般的な保湿剤には「グリセリン」ってとっても人の保湿にナイスな成分が入っているんだけども、脂漏性皮膚炎の人には逆効果なんだよね。残念ながら。
赤ちゃんの脂漏性湿疹も同じ
多くの赤ちゃんが生まれてすぐに脂漏性湿疹になってしまうんだけども、何も知らないお母さんは、ほっといたら治るのに必死に「保湿」してしまう。逆効果のことをいつまでもやってしまうから焦って病院に行ってステロイドを処方されちゃうっていうパターン。
対処法
水で顔洗って、顔の脂があまり出ないように注意する。のが一番じゃないかな。おれはおでことコメカミに脂漏性皮膚炎の症状出てたけど、KADASONで頭を洗う泡でそのまま顔洗ってただけで、なおちゃったよ!